【裁判例】ウェブサイト記事削除代行が弁護士法違反にあたるとした事例

他人に代わり、ウェブサイトに掲載された記事を削除するための業務の依頼を受ける旨の契約が、当該事案においては弁護士法72条に違反し無効であると判断した事例です(東京地判H29.2.20判タ1451号237頁)。

弁護士法72条(本文)は、「弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。」と規定します。
 
同規定との関係で、本件事案においては、概要、
 
 1 被告の業務が「法律事件」「法律事務」を取り扱うものであること
 2 被告がインターネット上におけるネガティブ情報への対処を「業」として行っていたこと
 3 被告は、本件各記事の削除業務の対価として代金を受け取っていたこと
 
等を認定し、結論として、本件における原告と被告との間の契約は、弁護士法72条本文前段により禁止される行為を行うことを内容とする契約であるとしました。
 
弁護士法72条との関係で参考になる事例と思われ、紹介致します。



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